皆さんはお粥、食べていますか?
昔、風邪を引いたときによく母が「卵入りのお粥」を作ってくれました。
今思えば、おじや風です。
お粥と言えば、風邪を引いて食欲が無いときに食べるものというイメージですよね。
私は、以前に中国人は、風邪を引いていなくても、毎日朝にお粥を食べている。
というお話を聞いた事があり、
家では食べてませんでしたが(笑)、旅行でのホテルの朝食にお粥を選んで食べたりしていました。
朝は、すぐにエネルギーに変わるものを食べると良いということです。
ですから消化をしなくても吸収する「はちみつ」も朝のお供にお勧めしています。
現在学んでいるアーユルヴェーダ講座で、「お粥」が出てきました。
『粥有十利(しゅうゆうじり)』
ということわざがあり、
「お粥には10の効能がある」という意味があります。
これは、お釈迦さまもお勧めしている食べものです。
大瑞 知見さんの著書「お釈迦さまの薬箱」にも記載されています。
では、さっそく10の効能をご紹介させて頂きます!
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1色つやがよくなります。
2力がわいてきます。
3長生きします。
4心地よくなります。
5言葉がなめらかになります。
6未消化の食べ物を除きます。
7風(ヴァータ)を整えます。
8飢えを除きます。
9喉の渇きがなくなります。
10大小便の調子がよくなります。
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※7の風(ヴァータ)とは
インド医学理論で、身体を構成する三つの要素のうちの一つです。
ほかに「ピッタ」と「カパ」があります。
8の飢えを除きます。というのは、昔のお話なのかなぁというイメージですが、
あとは全て現代でも通じる内容だと思います。
お粥は消化に良いものとして昔から知られています。
最近さらによく聞くお話で「消化」の大切さが挙げられます。
現代病の多くの原因は「消化」と言っても過言ではありません。
消化力が足りずに、「未消化物」として体内に残り、それが様々な病気を引き起こしてしまいます。
とても怖い存在なのです><
私は今まで消化を甘くみていました。笑
勉強をすればするほど、「未消化物」、怖いです><
アーユルヴェーダでは、「ペーヤ」と言われている水分を多く含んだお粥があります。
お米に対して14倍のお水を使ってお鍋で炊きます。
「ペーヤ」の効能として
①下痢、便秘
②消化に優れている
③発汗作用
④ガス排泄
⑤発熱させる(発汗作用により)
また普通の量の水分量で作るお粥は、「ヴィレピ」と呼ばれています。
「ヴィレピ」の効能は
①心臓によい
②潰瘍
③のどの渇き
④発熱させる
良いことばかりのお粥ですね!
特に、この夏の暑さで消化力が低下してしまった方、是非お試しを♪